リウマチ患者に対する看護師の役割について

リウマチ患者をケアする看護師は、患者の肉体的・精神的ケアを行います。役割としては、薬物治療がメインとなるリウマチ治療で、看護師は正しい知識で、医師とともに薬の説明や指導、患者からの質問に答える必要があります。リウマチで使用されている薬には、副作用が出るものもあり、処方を必ず守ってもらわなくてはいけません。飲み忘れ、断薬や減薬、多く飲んでしまうと、悪化を招いたり、副作用がでたりと、治療に影響が出るので、正しく指導しましょう。また、妊娠中や妊娠を希望する人は、飲めない薬があるので、薬を変更する事になります。医師だけではなく、治療に携わるスタッフに早急にそのことを共有します。

また、患者と医師とのコミュニケーションを円滑にするためのサポート役も担います。さらに、治療には医師だけではなくリハビリなど、他の医療スタッフと関わっていきます。1つのチームとして、患者の情報の共有はもちろん、治療がスムーズに進んでいくようにコントロールするのも、看護師の役割です。それ以外にも、患者の精神的な面でのサポートも行います。完治が難しい病気であると、患者も家族も大きな不安を抱えています。治療には、患者やその家族の病気への向き合い方が大きく影響してきます。看護師は、患者や家族に寄り添いながら、サポートしなければなりません。これらのように、リウマチケア看護師には、多くの役割があります。治療だけに限らず、日常生活や社会生活など多様な分野での指導や相談、ケアも必要になります。